posical kidd
2009年02月03日
18:03
こんにちは、ポジカルの白井です。
最近は一人で「社長数珠つなぎキャンペーン」をしています。
毎日すごい社長に会いに行き、創業の話やこれからのビジョン、苦労話などを聞いてます。
また、いろんな会合に出ています。
その中で対照的な2つの会合を連続で参加しました。
一つめの会合は「関西の元気な企業の社長さんにその秘訣を話してもらおう」という会です。
参加者は関西の中小企業の経営者で、80名ほどの参加者ほとんどが社長でした。
2社のプレゼンはなかなか面白く、いろいろヒントが隠されていましたが、興味深ったのは質疑応答です。
コーディネータが会場に質問をして、挙手で答えるというアンケートから始まりました。
「この中で現在不況の影響をかなり受けているという企業は手を挙げてください」
すると8割くらいの経営者が手を挙げました。
私は内心で「えーーーこんなにいるの?かなり影響を受けている会社!」と思いました。
確かに、この会合は空気がどんよりして、違和感を感じましたが、現在かなり影響を
受けている会社がこんなに多いとは思いませんでした。
確かにいろいろと厳しくはなっていますが、そんなにすぐに影響するのか?とも思いました。
企業によってすぐに影響するところがあるんだろうなと感じ、少しブルーになって会場をあとにし次の会合へ。
次の会合は「関西から日本を、世界を元気にしよう」というテーマの会合です。
40人くらいのベンチャー経営者が集まっていました。
この会合の部屋に入るやいなや、先ほどとは全く違う空気が流れています。
ドキドキ感とワクワク感とポジティブな感覚が。
僕は飛び込み営業を何年もやってきたので、ドアを開けた時のオフィスの空気でその会社の
雰囲気や業績が何となくわかります。
このときの会合の空気は完全に好景気の空気でした。
会合が始まると最初の挨拶で
「世間は不況と言ってますが、仕事が無いわけではない」
「私の会社は仕事があふれかえって、断ってるぐらいです」
「仕事が無いと言ってる会社は仕事が無いのではなく、仕事をしようとしてないだけだ」
「不景気を言い訳に努力をしてないだけだ」
というところから始まりました。
久しぶりに景気の良い話聞いた気がしました。
その会合では参加者のみんながそんな感じでとても生き生きしています。
参加者にいろいろ話を聞いていると確かにどの会社も景気の良い話をしてます。
そして、どの経営者もめちゃくちゃ工夫して、努力(行動)しています。
仕事はやってくるものではなく、産み出す物である以上、景気はそれほど関係ないというのが
みんなの言っていることのまとめでした。
で、仕事を産み出す方法は
「相手がもっているリソース(経営資源)と自分のリソースを掛け合わせることで、
世の中をハッピーにさせることができるか?」
を徹底的に考えることだと。
今の時代こそ、いかにみんながハッピーになれる仕組みを考えられるかが問われる。
自社の商品がいいとか、安いとかではなく、消費者とお客様と自社の3者のハッピーを本気で作れるかが問題だと。
「なるほど」
これは実は「当たり前のこと」です。
でも、出来ていない企業は多いし、不況だから売れないと嘆く企業も多いです。
「当たり前のこと」を「当たり前のように」やってない企業が努力をしていない企業なのかもしれません。
この会合の経営者たちは「当たり前のこと」をとことんやっている会社ばかりでした。
この二つの会合に出席して、「類は友を呼ぶ」という言葉を痛感しました。
前者の会合の懇親会では「不景気だ」「大変だ」という言葉が沢山出てきました。
また、「不景気はチャンスだ」とか「顔だけでも上を向こう」とかといった前向きな言葉は出てましたが、
具体的に何かをしているという話は出てきませんでした。
しかし、後者の会合では「不景気」「大変」という言葉はほとんど出ず、
「今何をしてるか?」「今後何をするか?」という話題ばかりでした。
私は絶対後者の人間でいたいし、ポジカルという社名は後者のような経営者を形容したような言葉だ。
「不景気で仕事が無いのではなく、仕事をしようとしていないだけだ」
この言葉を毎日考え、面白い仕事を続けようと思いました。
ポジカルがやろうとしてることは確実に採用市場を変革する。
間違いない!
だから、こつこつと「当たり前のこと」を「当たり前にやろう」と改めて思いました。