posical kidd
2009年02月23日
16:08
こんにちは、ポジカル白井です。
先週1週間は東京出張でした。
某企業の新入社員フォロー研修の講師をしてきました。
で、こんな質問が 「無礼講ってあるのですか?」
新入社員研修から数回研修を実施させていただいて、約1年のつきあいの受講生。
新入社員研修時には働く意味や目的・目標の重要性、ビジネスマナーなどをじっくり伝えた。
今回は2年目として先輩社員としての心構えとビジネスマナーの徹底でした。
で、ビジネスマナーを徹底的に振り返りをしているとき、
出てきた質問が 「無礼講ってあるのですか」 というもの。
どうやら、上司と飲みに行った際「今日は無礼講だ、好きなもの頼め」って言われたらしく、
本当に好きなものを頼んで、あとで別の先輩に怒られたらしい。
社会において無礼講があるのか?無いのか?といわれれば「絶対に無い」と思っている。
特にお客様との飲み会などでの「無礼講」は絶対にあり得ない!
で、みんなに「どうして好きなもの頼んだの?」と尋ねると、いろいろな返事がありました。
・無礼講だっていったので・・・
・好きなもの頼んでいいと言われたので、素直に・・・
・ここで、好きなものを頼まないと「気の小さなやつ」って思われるかもしれない
・食べたい物を食べてなぜ悪いんですか?
・度胸のあるやつと思わせた方が仕事がやりやすい
などなど
無礼講とは「身分・地位を無視して、行う宴会」である。
ビジネスの場面ではどんな状況であれ、「敬う気持ち」を忘れてはならないと思う。
たとえ、理不尽なことをされていても、「敬う気持ち」をもって反撃しなければいけないと思う。
無礼講とは「敬う気持ち」を無視していることだ。
ビジネス上の飲み会では特に謙虚になる方が良いと思っている。
で、上の「度胸の無いやつ」や「気の小さなやつ」については、飲み会ではそう思われても大い結構だとおもう。
その上で、ビジネスの場面でみんなの利益のために「言いたいことを言う」ことで度胸や気の強さを見せるべきだと思う。
ビジネスマナーの本質とはビジネスをする人がそれぞれ最高のパフォーマンスを発揮するための気配りである。
業務時間外の飲み会と言えど、お互いが最高のパフォーマンスを出すために謙虚に気配りをする方が良いに違いない。
最近の社長数珠繋ぎでいろいろな社長と飲みにいったりする中で、つくづくそう思う。
面白い社長はとても謙虚である。
しかし、「言うべきことははっきり言う」
これがビジネスをする上で大切であり、信頼につながるのだと感じます。